« 朝の日課 | トップページ | マルコヴィッチ! »

2004.07.24

隣町の詩人

ちょうど現代詩手帖の6月号を読み終えたところ.
来週28日には8月号が発売されるので実は1ヶ月遅れです.
トホホ…….

それはさておき6月号の特集は「生誕101年草野心平新発見」.
草野の人と作品をめぐる座談会や評論,エッセィとともに
粟津則雄,池井昌樹,城戸朱理が代表作10作品を選んだ詩抄
そして年譜と日記の抜粋が掲載されています.

殊に私には日記が感慨深い.
草野は60歳の時に東村山市南秋津に家を建て終の住処としました.
その南秋津(現秋津町?)は私が住む所沢市北秋津の隣町なのです.
私は,時折,自転車で草野が棲んだ辺りを通ることがあります.
そこには小さな石碑が残っています.
まだ所沢に越してきたばかりの頃,始めてこの石碑を見た私は
草野が身近に感じられ,とても嬉しかった.
今月号に掲載された日記はちょうど晩年のもので
草野の南秋津での生活を垣間見させてくれました.

当時のエピソード.
草野は庭の池に多くの魚を飼っていました.
ニジマス,ウグイ,ウナギ,コイ…….
殊にコイは一匹一匹名前をつけるほど可愛がっていたとのこと.
でも死んだら食べてしまうのだそうです.
コイの三郎も死んだら鯉こくにしてしまう.
ニジマスやウグイは塩焼きに.
留守中,小説家の檀一雄がやってきて
勝手にウナギを蒲焼きにしてしまったときも
うまそうだなぁ,俺にも食わせろ…….

草野の日記は45年分114冊が残されているそうです.
その日記が思潮社から出版されることになりました.
第1回配本『草野心平日記』(第2巻)はこちらで購入できます.

っていうか,購入したいなぁ…….

|

« 朝の日課 | トップページ | マルコヴィッチ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30439/1041932

この記事へのトラックバック一覧です: 隣町の詩人:

« 朝の日課 | トップページ | マルコヴィッチ! »