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2004.08.29

ギリシャ的抒情詩

オリンピックももうすぐおしまいですね.
感動シーンの数々,十分に堪能できましたか?
実は私は火曜日から3日間,風邪で寝込んでしまい
後半の見所を幾つも見逃してしまいました.
そのかわりに寝床で拾い読みしたのが
西脇順三郎の詩集『Ambarvalia』.
中でも「ギリシャ的抒情詩」と題された作品群です.

    天気

  (覆された宝石)のような朝
  何人か戸口にて誰かとささやく
  それは神の生誕の日

その筆頭に据えられたのが「天気」.
街中をきらめかせる強い日差しと澄んだ空気.
冒頭のたった一行でギリシャ的風景がたち上がる.
そして,そこでしかありえない神話的なできごと.
でも,いま読むと,まるでアテネ五輪の詩のように思えます.

私が,この詩と出会ったのは高校生の頃
頭をふっ飛ばされたような想いがしたものです.
(それっきり頭が帰ってきていないような…….)
久しぶりに本棚から取り出して黄ばんだ表紙を見ると
新潮文庫版の『西脇順三郎詩集』.
編・解説は,あの『体操詩集』村野四郎でした.

ちなみに『西脇順三郎詩集』(新潮文庫)は今でもここで買えます.

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