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2004.09.25

となりの柿は……

隣の庭の柿の木の初もぎを貰った.たまたま買ってあった林檎も一皿に盛ってみた.なんだか国木田独歩の「仲良きことは美しき哉」のようだ.

実はお隣は2年前の夏から長い長いお留守である.一人暮らしだったおばあさんがグループホームに入居され,いまは誰も住んでいないのだ.ときどき娘さん――といって私より5歳ほど年上だが――が掃除や庭の手入れに見える様子.昨日も半日,庭仕事をされ,初収穫のおすそを分けて下さった.

  主なき隣家に熟す柿たわわ 矮猫
  
拙作,2年前の秋に詠んだものだ.隣のおばあさんと私は庭好きで,よくフェンス越しに草花の話をしたものだ.そのおばあさんのいない庭に柿がたわわに実っている.主の帰りを待つかのように…….

  柿ひとつ空の遠きに堪へむとす 石坂洋二郎
  
お口直しに名句をどうぞ.石坂は「青い山脈」で知られる小説家.

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