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2004.09.19

満開!曼珠沙華

昨日,妻と二人で巾着田の曼珠沙華を見に行った.
まさに満開,幻想的なほどの天然の赤の氾濫である.
曼珠沙華の花期は長くないから,もし行くならこの三連休.
行き方等は西武鉄道のホームページが詳しい.

ところで曼珠沙華と言えば思い出すのはこの句だ.

つきぬけて天上の紺曼珠沙華 山口誓子

曼珠沙華の生々しい赤,すっくと伸びる花姿が目に浮かぶようだ.
仏典に,吉事の兆しとして天より降ったとされる,花名の由来にも通じる.
むらがりていよいよ寂しひがんばな 日野草城

曼珠沙華は,しかし彼岸花でもあり,死を想わせるものでもある.
「むらがりていよいよ寂し」とは多くの死者を送った者の感慨だろうか.
曼珠沙華寂しき人のよりどころ 矮猫

拙作.そこのところを逆手にとっての「よりどころ」である.
花を「よりどころ」とせねばならぬほどの寂しさとは何か.
今夜,ぬる燗でも呑ませて聞き出してやろう.

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