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2004.12.28

さようなら、石垣りん さん

石垣りんさんが亡くなられました。戦後女性詩の草分け的存在だった石垣さんは、抑圧された女の立場から鋭く厳しく社会をみつめ、また働く女として真摯に、しかし暖かく人の暮らしと人生をみつめ、その視線がお名前の通り凛としていました。

虫が知らせたのでしょうか。実は今月の初めから現代詩文庫の『石垣りん詩集』を一日一作品くらいのペースでゆっくり読み返していたところでした。ボクが一番好きな石垣さんの作品「表札」から。

自分の住む所には
自分の手で表札をかけるに限る。

精神の在り場所も
ハタから表札をかけられてはならない
石垣りん。
それでよい。

墓碑銘ばかりは自分では書けない、と石垣さんは天国で悔しがっていらっしゃるでしょうか。ご冥福を祈ります。

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