« 二人は掛け算? | トップページ | 冬の散歩道 »

2004.12.23

なぎらさんのこと

faceさんの描いた、なぎら健壱の絵を見ていたら(「すっぱいのですかんぽ」)、もう10年ほど前のことであろうか、なぎらさんに会った日のことを思い出した。

当時、幼稚園児だった息子はミニ四駆に夢中で、土曜の朝は必ずミニ四駆をテーマにしたTV番組を見ていた。一人ぼっちでは心細かったのか、そんな時はいつも僕が叩き起こされた(文字通り叩くんだなぁ)。番組が終ると息子は他にやりたいことがあるので僕は解放される。そのままぼんやりTVを見ていたら、サイクルスポーツと競輪の番組が始まった。そのメインパーソナリティを務めていたのがなぎらさんだった。もともと自転車好きだった僕は毎週この番組を見るようになった。

そんなある日のこと、家族で旅行に出かけた新幹線の中で、なぎらさんに出会ったのだ。僕の斜め前の席に座っていた女性が座席を回して対面にしようとしたがなかなか回らない。見かねた僕も加勢したのだが、不慣れで一向に役に立たない。こまったなぁ、と思っていたら、自分の二列前の席から自転車雑誌片手になぎらさんが登場。こともなげに、ささっと座席を回すと、そのまま自分の席に戻って行ったのだ。その時、なぎらさんは、とても物静かで座席を回すときも殆ど無言だった。その様子に、僕は、この人はすごく照れ屋なんだな、と感じた。

フォークシンガーにしてコメディアン。なぎらさんの二面性は照れ屋ゆえのことだと思う。1971年、中津川フォークジャンボリーに高校生(だったですよね?)シンガーとして登場した当時のことを知る人は、なぎらさんを天才と誉めそやす。なぎらさんは、そんな自分のかっこいい天才ぶりが照れくさくてしょうがないのではないか。だから、かっこわるいコメディアンを演じてみるのだが、天才・なぎらはこっちでも才能を発揮してしまう。TVでなぎらさんを見るたびに、僕は、眼鏡の奥のあの細っこい目が、まいったなぁ、と照れ笑いしているように見えるのだ。

|

« 二人は掛け算? | トップページ | 冬の散歩道 »

コメント

こんばんは〜。
冬の
航空公園も
散歩するにはいいですか〜。
タコ上げるとか。

投稿: face | 2004.12.23 19:08

おはなし置いてます。さんも良い詩
書くと思うんですけど
どうでしょう。

投稿: face | 2004.12.23 19:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: なぎらさんのこと:

« 二人は掛け算? | トップページ | 冬の散歩道 »