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2005.05.18

おとなってなんだろう

先日、ラジオを聞いていたら、音楽評論家の萩原健太がこんなことを言っていた(聞き覚えなので正確ではない)。

少年の心を持ちつづけている、なんてよく雑誌とかでオジサンを誉めるときにいうけど、今の世の中、少年のままでいるなんて簡単。むしろ成熟した大人になることのほうがずっと難しい。

萩原は、新作『Devils & Dust』を発表したブルース・スプリングスティーンに成熟した大人を感じた、というのだ。日曜日、息子をつれてレコード屋へ行き早速試聴してみた。確かにいいアルバムだ。でも買わなかった。買わないほうがカッコいい気がした。

息子には欲しいCDを2枚も買ってやった。14歳の誕生日プレゼント。文字通りの大盤振舞いである。息子のお気に入りはユーロビートにサイバートランス。やれやれだ。

家に帰り14歳の頃によく聞いていたピストルズの『勝手にしやがれ』(原題『Never Mind the Bollocks』)を久しぶりに聞いてみた。やっぱりカッコいい。あの頃、きっとボクのオヤジも、やれやれだ、と思っていたんだろうな。

つまらない大人にはなりたくなかったけれど、つまらなくない大人はおろか、ただの大人になるのさえ難しい。つまらない少年のように不満気につぶやいてみる。43歳。まったくやれやれだ。

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