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2006.04.06

満開の桜の下で

3月31日。午後9時、仕事を終え勤め先を出る。近隣の公園の満開の桜の下、この時間になっても花見宴は甚だ盛会である。騒ぎをよそに通り過ぎ満開の桜並木を歩く。桜木をすっぽりと包む花の様子を虫の卵のようだと観じた萩原朔太郎の詩が思い出される。帰宅後、調べてみると処女詩集『月に吠える』所収の「春の実体」であった。桜花をはじめ春の風物には、心騒ぐ華やかさ艶めかしさばかりではなく、なにか薄気味悪いものが感じられる。

4月1日。久しぶりに妻を誘って花見がてら航空公園へ散歩に赴く。広い公園のそこかしこに花見の宴。我々も池のほとりのベンチでささやかな乾杯をした。夕刻、江戸沢にて食事。ちゃんこ鍋をつつく。差し向かいなれど艶めいたデートの趣はない。そこにあるのは何かもっと地に足の着いた感じの暖かい想いだ。

4月2日。いつものように週末のランニング。通り過ぎる景色に満開の桜木が散見される。八国山から見る西武園ゴルフ場の桜も満開。山を越え遊園地の脇を走れば、園内の、また沿道の桜も満開。多摩湖の桜も、狭山公園の桜も、みな満開。そして我が家の桜も満開である。もっとも芝桜ではあるが……。

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» 谷川さんの詩を発見 [な〜んちゃって通信]
先日、こうの史代さんの『夕凪の街 桜の国』という漫画を読んだ。原爆をテーマにした [続きを読む]

受信: 2006.04.25 22:29

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