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2006.06.12

ゆり園にて

6月11日。妻と二人、ユネスコ村自然散策ゆり園に赴く。新緑の木々の下、六分咲きとはいえ40万株に及ぶというユリの群れ咲く様に圧倒されながら心地よい散歩を楽しむ。

しかし、このようなユリの群落は自然界にはありえないはずのもの。また咲いているユリも品種改良の施された園芸種だ。そういう意味では「自然散策園」と言いつつも天然の「自然」ではなく人工の「自然」だ。それも旧来の武蔵野の雑木林のような人と自然との共同作業による「自然」というよりは、人が一方的に自然を改造した虚構としての「自然」である。

虚構としての「自然」であっても「自然散策」は楽しく心地よい。いや、ボクらはもはや虚構としての「自然」しか楽しむことが出来なくなってしまっているのかもしれない。そんなことを考えながら歩いていたら、なにをボンヤリしているの、と妻は少しむくれてしまった。ひとまず思考停止。ひときわ美しく咲くユリの傍らに妻を立たせ記念撮影のシャッターを切る。虚実の境を写真に写し取る。

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