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2006.10.05

106,398歩、ソウルの旅(6)

5月3日。午後2時ころであったか。投宿先のロッテホテルを出てソウルの街に出る。ここからは妻の初級韓国語と練りに練った観光プラン、そしてガイドブックだけが頼りである。とにかく腹が減っていたし、早く目的地に向かわないと予約の都合もあるので、さっと手早く食べられそうな店を探しに地下街へおりる。しばらく歩くとこじんまりとした軽食堂が目に入る。日本で言えば立ち食いそば屋にあたるような簡単な店だ。妻は少し躊躇していたが、まぁ、とにかく入ってみよう、なんとかなるさ、と背中を押す。

昼食にはやや遅い時間だったせいか、5~6席のテーブル席には客の姿はなく、カウンターに1人、初老の男性が麺類をすすっているだけだった。カウンターの中から、これまたオモニ風のおばさんがなにやら声をかける。早くて聞き取れない、妻はこころなしか青ざめた様子。とにかくテーブル席に座を占めメニューを開く。マンドゥ(ワンタンのようなもの)の入ったラーメンと韓国海苔巻き(キムパプ)を注文する。妻の韓国語はちゃんと通じたようでカウンターの中のおばさん2人、せっせと手を動かし始める。男性客がなにやら店員の2人に話しかける。日本人の観光客がくるとは驚いたなぁ、とでも言っているのだろうか。

韓国の海苔巻きは酢飯ではなく、かわりに胡麻油がきかせてある。ラーメンはインスタントラーメンのような揚げ麺だ。スープはもちろん真っ赤で辛い。しかしこれがうまいのだ。家族3人、汗を拭き拭き、あっという間に平らげてしまった。ボクはもとより小洒落た気取った店よりも肩の凝らない庶民的な感じの店の方が好きだ。料金の心配をせずに安心して食べられるし、たいていはそういう店の味の方がボクには合う。それになんとなく他の客や店の人との間の敷居が低そうな感じがする。この店はどうやら息子の味覚にもあったようで、明日もここにこよう、と言う。せっかくソウルにきたのだから、さすがにそれはどうかと思うが、またふらっと立ち寄りたくなる店ではあった。

続きはいずれまた……。

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2006.10.04

秋の大運動会

10月1日。秋の大運動会。運動会といっても息子の通う学校の話ではない。当地は今どき珍しく町内会の運動会があるのだ。今年は輪番制で回ってくる役員を務めているためボクも手伝いに駆り出された。担当は用具係。朝8時、小学校のグランドに集合。体育館やら用具倉庫やらから、マットにボール、跳び箱、玉入れ籠、などなどをグランドに運び出す。そのうちに軽トラックがやってくる。消防団の倉庫にしまってあった機材や買い物競争に使う地場産の野菜などを運んできたのだ。これらも荷台から降ろしグランドに運び込む。

全員総出の開会式、準備体操が終るのを待って、最初の競技、玉入れの用意。籠を設置し玉を散らばせ、籠下に待機。スタートの合図と共に参加者が玉を投げ入れる。用具係は頭に背中にこぼれ玉を受けながら、じっと籠の支柱を支えていなければならない。終了の合図、支柱を持ち上げ、籠に玉が入らないようにする。落ち着いたのを見計らって今度はゆっくり支柱を傾け、審判の、ひとつ、ふたつ……、の掛け声に合わせ高々と玉を投げ上げる。玉入れが終ると急いで籠と玉を片付け、今度はパン食い競争の準備。そんなことを繰り返しているうちにあっという間に一日が過ぎた。なによりきつかったのは80個の風船を膨らますこと。空気入れもなく一人5個から10個くらいづつ息で膨らませた。ようやく終わったと思うと膨らませた風船が一つ二つと割れてゆく。クラクラする頭を振りながら、ふたたび風船に息を吹き込む。

途中から降り始めた雨による急なプログラムの変更もあり、なにしろドタバタ、大忙しの一日だったが、町内会で用意してくれたおむすびとビールはなんとも言えずうまかった。普段は言葉を交わすこともまれだが、ご近所一同、一緒に体を動かして汗を流すことで心がつながり笑顔が広がる。時代遅れのように思われがちな、町内会の行事ごとだが、実は地域づくりを通じて、教育や福祉、防犯、防災などにも役立っているのかもしれない。

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