« タデギは便利! | トップページ | 考えるヒント »

2006.11.24

106,398歩、ソウルの旅(7)

5月3日。はやいもので連載7回目となったが未だに5月3日のままだ。そろそろ先を急ごう。昼食を終えたボクら三人は地下鉄の乙支部入口駅を目指して地下道を歩いた。東京の地下道とさほど変わらない様子なのだが、なにしろ目に入る文字が全てハングル。あたりまえのことではあるが、なんとも奇妙な感覚だ。標識を頼りに、いや、標識を頼りに改札を探す妻を頼りにノコノコとついてゆく。ものの5分かそこらのことだったがえらく長く感じられた。

乙支部入口駅。妻はハングル文字の路線図を確認し自動販売機で切符を買う。何度もガイド本で予習していたのだろう。初めてのはずなのに少しも戸惑った様子がない。どちらかというと機械には弱いはずなのに、好きこそものの上手なれとはよく言ったものだ。改札を抜けホームへ。ほどなく到着した列車に乗り込む。車内はさほど混んでもいなかったが座れるほどではなかった。三人ならんで吊り革にぶら下がる。――次で乗換えだからね、妻が言う。ここではぐれたら一大事だ。ボクの心配性のスイッチがオンになる。

乙支部三街駅。息子がはぐれぬよう、そして妻に遅れぬよう、ボクは後ろに前に気を配りながら列車を降りた。――今度は3号線に乗るから、と妻。路線番号の3を頼りにホームを探す。ソウルの地下鉄はすべての路線に番号がついており、壁の案内板や通路の床にもこの番号を目印とした導線が示されている。だから初めてでも外国人でも目当てのホームが探しやすい……とは言うもののホームにつくまではやはりハラハラ、ドキドキさせられる。

3号線に乗換える。ここからは高速???駅(???の部分はハングル。「バスターミナル」の意だそうだ)まで大よそ20~30分。歴史あるソウルの中心部・河南地区から漢河を越え流行・文化の最先端・河北地区へと向かう列車の旅だ。少し落ち着いた心持ちがして、あれこれ車内を観察していたところ、軍服姿の若い男たちが目立つことに気がついた。なかには母親と思われる年かさの女性と二人づれの兵士もいる。たまの休暇で里帰りというところか。なるほど、これが徴兵制のある国の日常風景なのだ、と思う。

そうこうするうちに高速バスターミナル駅に到着。今度は7号線に乗換え、三駅先の鶴洞へ向かう。ここにはソウルの旅の最大の目的……といっても妻にとってのではあるが……が待ち受けている。

続きはいずれまた……。

|

« タデギは便利! | トップページ | 考えるヒント »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30439/12807477

この記事へのトラックバック一覧です: 106,398歩、ソウルの旅(7):

« タデギは便利! | トップページ | 考えるヒント »