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2007.01.12

106,398歩、ソウルの旅(11)

※「106,398歩、ソウルの旅」は昨年のゴールデンウィークに家族三人でソウルを訪ねた旅の記録です。

5月3日。パークBOFへ戻り妻と落ち合う。あこがれの場所を訪ねたばかりの妻は少々興奮気味だ。それでもやはり腹はすいていたらしく、スターバックスで買ったチョコレートを嬉しそうに口に運んだ。再び狎鴎亭洞の街中に向かう。ソウルでは日本食が流行っているらしく、しゃれた外観のビルに日本語で「寿司」や「おでん」と書かれた看板が下がっていることが少なくない。その中には微妙におかしな日本語もしばしば見受けられた。なかでも「GAOの厨房」という店の看板は傑作。三人で大笑いしてしまった。

おいしい すしが
ウォ ソとは しんじがたいね
しょちゆう いぱいに すし
ひとつ たべながら
ぼくのごこゐを まぎ らして みる
ああ いいよ ああ いいよ

しんじがたい わだんに
じかたい げんをうてきな
あじと ふんいき
これが むてぽろ をのもである
     (「GAOの厨房」の看板から)


もっとも東京にしたってネイティヴから見れば微妙におかしな英語が街のあちらこちらにゴロゴロしているのだろうが……。

街歩きも少々飽きたので鳥山公園に立ち寄る。カップルや家族連れが思い思いに初夏の遅い午後を楽しんでいる。ウォーキングや体操に精を出すお年寄りの姿も目立つ。この公園は、日帝占領下の独立運動を率いた韓国の国民的英雄・安昌浩の業績を記念したものだという。園内にはツツジなど色とりどりの花に混じって占領下の苦難と独立運動の勇姿を描いたレリーフが飾られていた。このようなかたちで不幸な歴史の痕を突きつけられると、韓流ブームに浮かれるようにしてソウルを訪ねたボクも複雑な心持ちを覚える。いつまでも過去を引きずるべきではないかのもしれないが、だからといって、すっかり清算したような気になっていていいものか、疑わしくなってくるのだ。

続きはいずれまた……。

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