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2007.01.03

棒の如きもの(四行詩日記・元日)

元日、まだ家人の目覚めぬうち
ひとり庭に降り立ち寒気に浴する
「去年今年貫く棒の如きもの」はあるか
鵯がひときわ鋭く啼く、「私」を糺すように

(引用:高浜虚子、昭和二十五年作句)


あけましておめでとうございます。

年末年始を迎えると虚子の晩年の句「去年今年貫く棒の如きもの」を思い出します。いくたび年の瀬を渡ろうと、どれだけ新年を積み重ねようと、決して変わることなく歳月を貫き通すもの。時世の移り変わりも、自己の成長・成熟、そして老い、をも越えて、「私」を掻き立て燃え立たすもの。そのようなものが、お前にはあるか、と問い質されているように思われるのです。

今年こそ胸を張って虚子に答えられるような「私」でいたい。ボクは今年もそんなことを想いながら元日を迎えました、宿酔と年酒とのわずかな合間でのことでしたが……。

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