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2007.07.31

石田徹也遺作集を見る

7月14日。ふと石田徹也の絵が見たくなって図書館で石田徹也遺作集(求龍堂)を借りる。石田の作品はいずれも超現実主義的な手法で日常に潜む不安や不条理、閉塞感といったものを描いている。しかし声高に暴き立てるのではなく、ユーモアやノンセンスな感覚も感じられる。だからだろうか、見ていると心がざわついて胸が苦しくなるほど悲しいのに、それでも見ずにはいられない不思議な魅力がある。

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2007.07.19

今日も嫌な夢を見た

7月10日。今日も嫌な夢を見た。それも2つも。寝苦しい夜が続いているせいだろうか……。

デパートの屋上らしき家族連れでにぎわう場所で、ボクは一人、外の景色を眺めている。そのうちにふと周囲のフェンスが低いことが気になり始める。これではちょっとしたことでも人が落ちかねない。しばらく様子を伺っていると、2歳くらいの女の子を抱っこした父親に近くでふざけていた若者がぶつかる。その拍子に女の子は父親の手を離れフェンスの向こうに放り出される。しゃがみこんで頭を抱える父。不安が的中してしまったボクはなすすべもなく呆然と立ち尽くす……。

そんな悪夢にうなされるようにして目が覚めた。枕もとの時計を見ると午前3時。台所に向かい湯呑みに麦茶を注ぎ一気に飲み干す。トイレによって寝床に戻るがなかなか寝付けない。気分を変えようとiPodで音楽を聴いているうちにいつの間にか眠りに落ちている。

今度の夢の中ではボクは中学1年生くらい、父母に連れられて祭り見物にきている。街を挙げてのイベントでボクらはもう半日ほど歩き続けている。雑踏に疲れたのか、同じような景色が続く町並みに飽きてしまったのか、父の足取りは重く遅れがちである。母はそんな父の様子が気に入らないらしくとうとう口論が始まる。険悪な雰囲気の中、とりあえず図書館でひと休み。祭りのメイン会場に向かうのは諦めて駅に戻ることにする。図書館の自動ドアを抜けると誰かがついてくる気配。ふと振り返ると閉じたままのガラス扉を通り抜けて大きなキリンの形の風船のような妖精(?)がついてくる。こんなものを連れて帰ったらますます母の機嫌が悪くなる。でも勝手についてくるものを自分の意思ではどうにもできない……。

午前5時45分。いつもの目覚ましの音。2つの夢の嫌な気分が交じり合ったまま残ってる。それでも今日を始めないわけにはいかない。

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2007.07.11

嫌な夢をみた

7月9日。嫌な夢を見た。大学時代の友人K君の葬儀の夢だ。K君は当時、新左翼系団体と関係のあるサークルに所属していたが、そのためだろうか、夢の中でK君はセクト間の内ゲバで殺された。そのサークルの先輩X氏(名前が思い出せない)が礼装?の白いヘルメット姿で葬儀を取しきり、アジテーションまがいの挨拶をしていたのがなんとも切なかった。

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2007.07.09

『正法眼蔵随聞記』を読む

6月22日。『正法眼蔵随聞記』(懐奘・編、 和辻哲郎・校注、岩波文庫)を読む。曹洞宗の開祖・道元の言行録だが、道元が伝えた師・栄西の言動も含まれていて、古文に親しみの薄いボクにとってはよく区別がつかなかった。それはともかく印象に残った言葉をいくつか引いておく。

呵責すべきを呵責すとも毀誉謗言の心を発すべからず
仁ありて人に謗ぜられば愁ひとすべからず
予があたふると思うことなかれ。皆是れ諸天の供ずるところなり
其の人の徳を取りて失を取ることなかれ
切に思ふことは必ずとぐるなり
人皆生分あり、天地是れを授く

いずれも仏教ということを抜きにしても処世訓・人生訓として尊い言葉であり耳にも馴染みやすい。しかし、師や主に逆らおうとも父母妻子や係累を捨ておこうとも出家すべきであり、それこそが真の忠であり孝であり慈しみなのだ、とする道元の厳格な出家主義にはちょっとついていけないものを感じざるを得ない。

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2007.07.06

オランダにも行ってきた

6月6日、シカゴを立つ。行き先は日本ではなくオランダ。もちろんこちらも仕事だが個人的に印象に残ったことをいくつか……。

オランダは近すぎる……夕方17時50分発の便でシカゴを出る。アムステルダム空港には翌朝9時15分に到着の予定。会議は11時半からだから、飛行機の中でゆっくり休めばどうにかなる、と思いきやシカゴとアムステルダムの時差は7時間なのでフライトそのものは8時間しかない。機中でゆっくり食事をしたり映画を観たりしたら寝不足必至。というわけで着座早々、毛布をかぶって寝ることにした。

トルコの人に諭される?……わずか一泊二日の慌しい滞在を終えアムステルダム空港へ。ようやく一息つけると、ボクはエントランス付近で立ったままミネラルウォータをゴクリゴクリ。すると近くにいた老人が「シナ、シナ」と声を掛けてくる。なんのことやら分からなかったが手招きに応じて近寄ってみると、どうやら「座れ」と言っている様子。座ってゆっくり落ち着いて飲んだらどうだ、と諭してくれたようだ。隣に座ると今度は「トゥルク、トゥルク」と言う。トルコから来たのかと英語で尋ねると、どうやら通じたらしく老人は大きく頷く。そして再び「シナ、シナ」の声。中国人かと聞かれていることにようやく気づき日本人だと答えた。老人は出稼ぎ帰りといった風情、よい旅を、といって分かれたが、元気で暮らしているだろうか。

薬師丸ひろ子を見る……日本に向かうフライトは夜8時半発。時差ぼけもあって眠気が襲ってくるが、ここで寝てしまうと日本にもどってから眠れなくなりそうだ。こんなときは映画でも観て眠気を紛らすほかない。で、まず観たのが『セーラー服と機関銃』。久しぶりに観たがやはり薬師丸ひろ子がよい。清純なばかりではなく、大人たちへの反発や苛立ち、大人の男へのほのかな恋心と憧れ、といった少女期に特有なものが自然に滲み出ていた。 『台風クラブ』もそうだったけれど監督の相米慎二が描く少女には独特な魅力がある。次に観たのが『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』。バブル期の世相がコミカルに描かれているところが笑えた。この映画では薬師丸ひろ子が主人公の母親役を演じていて時の流れを感じさせた。主演の広末涼子はというと、はすっぱな感じがよく出ていてなかなかであった。彼女にはそういう役が合うのかもしれない。

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