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2007.10.31

トラさん、みーっけ

10月17日。久しぶりに巣鴨のトラさんを見かけた。道を挟んで向こう側を歩いてらっしゃったので声をかけることもできなかったが元気そうなご様子で安心した。また面白い話を聞かせてもらいたいものだ。

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マンガ『特攻の島』を読む

10月5日。マンガ『特攻の島』1巻(佐藤秀峰、芳文社)を読む。人間魚雷・回天と「海の特攻隊」を取上げたというだけでも大いに価値のある一冊だと思う。しかしながら今のところボクにはそれ以上の価値が見出せず、引続き読み続けるかは未だなんとも言えない。

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2007.10.30

『親鸞の告白』を読む

10月8日。梅原猛の『親鸞の告白』(小学館文庫)を読む。

梅原は親鸞を「謎の思想家である」という。本書に導かれつつ、その「謎」の所在をさぐってみると:

  1. 法然のような明晰な論理によってではなく、黒々とした深い情念もそのままに自己を突詰めてゆく親鸞の方法論
  2. 道徳や知識の延長上にはない宗教の本質とも言うべきパラドクスを強烈にはらんだ親鸞の思想的境地
  3. 自らに妥協を許さず行動の純度を高め理論を肉体化してゆく親鸞の思想的実践

といったところにあると思われた。また同時にこれらは、現代人が親鸞に惹かれる、その魅力の源泉でもあるのだろう。空海は人間の心のプラスの極にあり、親鸞はマイナスの極にあると梅原は言う。人は、心がマイナスの状態にあるときにこそ、外の世界ではなく自己の内側を探求することに希望を見出すものなのだろうか。

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2007.10.29

映画『大停電の夜に』を観る

10月7日。映画『大停電の夜に』を観る。妻と二人で過ごす日曜の午後、なんとなく映画が観たくなってケーブルテレビの番組表をチェックしたら、ちょうど始まるところだったので観てみることにした。突然の大停電に見舞われたクリスマス・イブの東京を舞台に、6組の男女の物語が描かれる。それらの物語は次第に絡み合い1つの場所に焦点を結ぶ。そこはキャンドルとジャズ、そして酒が男たち、女たちに休息を提供する場所だ。しかし、それもつかの間のこと。物語は再び動き出す。そして朝の光と共に希望や新たな人生がもたらされる。

80年代のトレンディドラマ風な作りで小洒落た感じだが、もう少しオトナっぽい落ち着きと深みも味わわせてくれた。宇津井健、淡島千景、豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ 、井川遥など、役者もなかなか豪華な顔ぶれである。中でも 田畑智子の演技に感心させられた。8月にNHKスペシャルで放映されたドラマ『鬼太郎が見た玉砕』でもいい味を出しており今後の活躍が期待される。

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2007.10.25

なんとなく甘酸っぱい想い

10月6日。息子が通う高校の文化祭に妻と二人で行ってみた。どこもそうだというわけでもないのだろうが、自分の知っている限り概ね男子校は文化祭が盛大で体育祭は盛り上がらない。文化祭は女の子と出会うチャンスだが体育祭は野郎ばかりで張りきる動機がない、というわけだ。ボクが通っていた高校もそうだったし、息子のほうも例に漏れずのようである。ましてイマドキの文化祭、ボクらのころよりも遥かに華やかに、遥かに軽薄に(偏見かな?)、ボーイ・ミーツ・ガールな雰囲気があふれている。

校門で光沢紙にフルカラー印刷の贅沢なつくりのパンフレットをもらい、音楽系のクラブの発表を中心に回ることにした。吹奏楽、合唱、古典ギター、軽音楽、それぞれ技量の差はあるものの、一所懸命さが伝わってきて楽しかった。そのほかには地学部や生物部、美術部の展示を回ったが、来客こそ少なく閑散としているもののなかなか本格的な内容であった。気になったのは文芸部の展示が見当たらなかったこと。活動していないのか、存在すらないのか、ボクらのころとは世の中ずいぶん変わってしまったようだ。

息子が所属するコンピューター研究部の展示には近づくことすら禁止されており観ることができなかった。後で聞いた話ではOBが数人来てくれて、マックのハンバーガーをなんと100個も差し入れしてくれたそうだ。山と積まれたハンバーガーを部員一同ですっかり平らげたと言うのだから、男子高校生の食欲、恐るべしである。

男子校の文化祭。自分の青春時代が思い出され、また息子もそのような歳になったのだと実感させられ、なんとなく甘酸っぱい思いがした。息子よ、音楽にコン研、アニメもよいが、ボーイ・ミーツ・ガールのほうもほどほどにはがんばっておけ……。

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2007.10.23

久しぶりの『頭文字D』

10月6日。土曜の朝といえば2ヶ月ほど前までは必ずランニングに出かけていたが、腰を痛めてしまってからは整形外科通いが日課となった。今日も隣の駅の整形で診察を受け、ホットパックと低周波、ストレッチをしてもらった。相変わらず走ることはできないが、せめて少しでも歩こうと、帰りは電車に乗らずに歩いて帰ることにした。

途中で喉が渇いてしまい最寄のコンビニに立ち寄ったところ、なんとコミック売り場に『頭文字D』の最新刊(36巻)が発売されているではないか。さっそく購入し家に向かった。もちろんハチロクなみにフルスロットルで歩いた。

36巻は、かつて、いろは坂で藤原拓海との名勝負を演じた小柏カイとの因縁の対決の幕開けを描く。小柏がプロレーサーとなって再登場というだけでも興味津々だが、今後の展開への伏線となりそうな意味深なセリフが多く、次巻への期待を掻き立てられる。今後の展開への導入部としては大成功だと思う。

久しぶりに『頭文字D』を読んだら、ますます走りたい気持ちに火がついた。向こうは車、こちらは持って生まれた足という違いはあれど、どうして走ることにこんなにも惹かれるようになったのだろう……。

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2007.10.22

映画も観たいものだ

9月に観た映画は1本だけ。1日にケーブルTVで『華氏911』を観た。先月の21日に『GHOST IN THE SHELL―攻殻機動隊』を観て以来のことだ。『華氏911』は言わずと知れたマイケル・ムーアの超問題作だが、実際に観てみると、あれだけの反響を呼んだのも不思議ではない。並外れた実行力と調査力、またそれを巧みに映像化する戯画化力とでもいうような力に圧倒された。

それにしても本も読みたいし映画も観たいし、今月こそもっと自分の時間をひねり出すよう工夫しなくては……。

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2007.10.19

9月の読書録から

9月はなにかとバタバタしていたせいか3冊しか読めなかった。もとより寡読とはいえ、もう少し本に親しむ時間を作りたいものだ。

お経の話(渡辺照宏、岩波新書)……9月9日読了。仏教経典の成立に至る歴史のあらましや、般若経、法華経、浄土三部経などの主要な大乗経典の概要が紹介されている。これで『仏教』『日本の仏教』と読み進めてきた渡辺氏の岩波新書三部作を全て読み終えたことになるが、いずれもボクのような初心者には大いに役立つ内容であった。

グループ・コーチング入門 (本間正人、日経文庫)……9月12日読了。コーチング言えばコーチ対クライアントのワン・オン・ワンが一般的だが、職場でのコーチングとなるとグループで実施したほうが効果・効率が高まる場合もある。そのように説く本書は、一般的なコーチングの技法に加えグループコーチングならではの技法やワン・オン・ワンとの組み合わせ方などにも触れており大いに参考になった。

納棺夫日記 (青木新門、文春文庫)……9月26日読了。遺体の湯灌・納棺の仕事を通じて様々な人の生き死にに触れたことをきっかけに、自らの人生を振り返り、建て直し、阿弥陀信仰を得るに至った著者の半生記。文春文庫版には、『納棺夫日記 』が予想以上の反響を呼んだことから数々の思いがけない経験をするに至った顛末を記した「『納棺夫日記』を著して」も収録されており興味深い。

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2007.10.17

月に照らされて(四行詩日記・9月25日)

今夜は月がきれいだよ、と息子にメールしてみた
返信――確かに。でも、いきなりどうした(;^ω^)
そう尋ねられると自分でもなぜだろうと思う
携帯電話の液晶画面が妙にまぶしい

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天道虫

9月24日。駅前のデパートが改装されたからと妻に誘われるまま出かけてみる。通い慣れた駅までの道を並んで歩いていると、ふと道端のナナホシテントウに気づく。赤く丸い体に、やはり丸い黒斑が七つ。なんとなく愛嬌があり親しみが持てる。子供の頃はどこにでもいたけど近頃は余り見かけなくなったね――、そんなことを話しながら通り過ぎる。

デパートについたボクらは1階から最上階までひと通り見てまわり、たまたま開催されていた全国うまいもの展で夕飯用の惣菜とロールケーキを買って家路についた。休憩所が増えたとか、照明が明るくなったとか、他愛のないことを話しながら歩いていると、足元にナナホシテントウがいる。指先でつまみ上げ手のひらに乗せてみたが動かない。出かけたときにはチョロチョロと道を這っていたが力尽きてしまったようだ。

ナナホシテントウは出かけたときとは道の反対側にいた。恐らく飛ぶ力も残っていなかったのだろう、それでもこの二時間ほどの間に幅二メートル近いこの道を這い渡ったようだ。よく歩ききったものだな――、ボクはそっと道端の草陰にてんとう虫をおいた。そして何ごともなかったかのように歩き出す。通い慣れた道、休日の遅い午後、西に傾きかけた陽の光を浴び、相変わらず他愛のない話をしながら。

しかしボクの胸のうちには不安めいた問いがうずまいていたのだ。ボクらはいつまでこうして歩いてゆけるのだろうか、忍び寄る老いのいよいよ極まったときにボクらはあの天道虫のように歩ききることができるだろうか……。

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2007.10.09

8月の読書録から

夏休みがあったせいだろうか。8月はマンガを一気に6冊も読んでしまった。一方、詩のほうは相変わらずお留守のまま。いやはや、なんとも。

志ん朝の落語【4】(ちくま文庫)……8月7日読了。粗忽者に碁狂い、小言屋などなど、暴走し始めたら止まらない奇天烈な人物たちが巻き起こす珍騒動を活き活きと描いた噺13篇が収められている。どれをとっても滑稽極まりなく文句なしのおかしさなのだが、中でもボクのお気に入りは「野晒し」と「妾馬」。いずれも主人公の並外れたお調子者ぶりがなんとも魅力的だ。

空海の思想について(梅原猛、講談社学術文庫)……8月16日読了。梅原氏によると空海の説いた密教は「世界をよく悟り、その世界によく遊べ」と教える生の哲学なのだそうだ。空海は「自ら生きることは楽しい。他人を利することもまた楽しい」と笑う、そういった「笑い声の愛好者」としての空海を梅原氏は心から愛するのだと言う。この小さな作品からはそうした空海の密教思想の魅力が伝わってくる。

遥かなる甲子園【1】(戸部良也・ 山本おさむ、小学館文庫)……8月19日読了。沖縄の聾唖の子供たちが野球に取り組む姿を描いた作品。実話に基づいており当時の社会的背景も描かれている。読んでいて目が潤んできてしまった。しかし良くも悪しくも美談に留まっているきらいがあって今のところ更に読み進もうという気になれない。もっとも稀代の名作『リアル』を読み始めてしまったせいかもしれないが……。

リアル【1】【5】(井上雄彦、集英社)……8月24日読了。こちらも障害者スポーツを題材にしているが決して美談に終わらせないところが、さすが井上雄彦である。何巻であったか覚えていないが、主人公が「バスケやりてー」と叫ぶシーンがあって、「ボクだって走りてー」と思わず心のうちで叫んでしまった。こういう圧倒的なリアル感が井上の作品の魅力といえようか。

金哲彦のランニング・メソッド(高橋書店)……8月28日読了。腰を痛めてしまったことをきっかけに少しランニング・フォームについて考えてみたいと思い購入。要は丹田を意識し肩甲骨と骨盤を連動させて全身で走る、ということのようだが、ボクの場合、腹筋・背筋といった体幹と肩の筋肉を強化することから始めることが必要そうだ。

入門ビジネス・コーチング(本間正人、PHP研究所)……8月30日読了。個々の部下のやる気と力を最大限に引き出し、同時にチームワークを向上させる。ボクが職場でいま取り組んでいるのはそういったことなのだが、この本はそのために何が必要か、大きなヒントをくれたように思われる。あとは実行あるのみ。

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