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2007.11.29

『日本仏教史』を読む

11月20日。末木文美士の『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)を読む。日本人が外来思想である仏教をいかに受容し、いかに独自の展開をもたらしてきたのか、こうした観点から書かれたまさに思想史としての仏教史である。渡辺照宏の『日本の仏教』(岩波新書)ともあい通じるところがあるが、より深く詳細な内容となっている。また『日本の仏教』が日本仏教のあり方に対し批判的な視点から書かれているのに対して、『日本仏教史』はより客観的な、むしろ日本人がなぜ仏教を独自のものに変容させてきたのか、を掘り下げることに力点を置いている。本書は日本仏教を理解するためにはもちろん、日本史を理解する上でも大いに役立つ一冊だと思う。

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