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2007.11.16

今日が明日を、昨日を、変える

10月30日、鈴木義幸の『図解コーチングスキル』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読む。同じ著者による『コーチングが人を活かす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)のエッセンスを図解にしたものだそうで1時間ほどで読むことができる。通常の目次のほかに「状況別インデックス」もついており、困ったときのトラの巻としては便利そうだ。

さて、多少は覚悟していたものの、思っていた以上に早く『図解コーチングスキル』を読み終えてしまったので、会社帰りの電車の中で読む本を求めて書店に立ち寄ると、コミックの棚に『リアル』6巻(井上雄彦、集英社)を発見。ようやく新刊が出たかと思ったが奥付を見ると既に1年前に発売されていたようだ。どこでどう勘違いしたのか、ボクはてっきり6巻は未刊だと思い込んでいたのだ。さっそく電車の中でページを開くと厳しい現実に直面し苦闘する若者たちの姿が懐かしい。6巻では、これまで憎まれ役だった高橋の生い立ちが描かれており、彼が憎まれ役たらざるを得なかった、そのわけ、その苦しみが伝わってきた。ラストではつらい生い立ちの克服が示唆されており、いよいよ高橋も現在の苦境に正面から立ち向かってゆく時がきたのではないか、と思われた。

今、この瞬間に直面している事態に、どのように対処するのか。立ち向かうのか、立ちすくむのか、それとも逃げるのか。ボクたちは、こうした未来を変えてしまう決断すら、過去の影響を免れない。昨日が今日を作り、今日が明日を作るのだ。しかし今日を懸命に生きることで昨日を克服することも可能なはずだ。今日が明日ばかりか昨日を―その自分にとっての意味を変える。コーチングはそのための技術のひとつなのかもしれない。

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