« 『志ん朝の落語(5)』を読む | トップページ | 「ブログでつくる詩人名鑑」再開! »

2007.12.10

『四元康祐詩集』を読む

12月6日。『四元康祐詩集』(現代詩文庫、思潮社)を読む。この詩集は絶版から久しい処女詩集『笑うバグ』の全作品が収録されている。それだけでもファンにとっては貴重な一冊だが、加えて10年後の再デビュー作(?)『世界中年会議』(思潮社)、その後の華々しい活躍を飾った『噤みの午後』(思潮社)ならびに『ゴールデンアワー』(新潮社)の3つの詩集から選ばれた計34作品が収録されている。

これらの作品をまとめて読んでみると、その詩題の多彩さに驚かされる。子育てや会社生活といった日常的なものから、中原中也やダンテ、キーツといった詩人たち、また、これまで詩に取上げられることのなかった金融理論やマンガ、アニメといったものまで。四元の手にかかれば詩にならないものはないといった感さえある。四元は、その豊かな想像力と巧みな比喩力によって詩の領域を拡大しつつあるのだと思う。

|

« 『志ん朝の落語(5)』を読む | トップページ | 「ブログでつくる詩人名鑑」再開! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30439/17297018

この記事へのトラックバック一覧です: 『四元康祐詩集』を読む:

« 『志ん朝の落語(5)』を読む | トップページ | 「ブログでつくる詩人名鑑」再開! »