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2008.01.22

『わが屍は野に捨てよ』を読む

1月15日。佐江衆一の『わが屍は野に捨てよ:一遍遊行』(新潮文庫)を読む。盆踊りの起源ともされる踊り念仏を全国に広めた、時宗の祖師、一遍上人の賦算遊行の人生を描いたものだ。玄侑宗久の解説にも記されている通り、この作品は圧倒的な迫力をもって一遍の波乱に満ちた生涯を追体験させてくれる。そのため一遍の教義、思想を、そのよってきたる一遍の生立ちや社会的な背景と重ね合わせながら理解することができる。法然や親鸞といった同じ浄土門の祖師たちや日蓮の動向にも触れており、当時の一大ムーブメントであった鎌倉新仏教全体の雰囲気が感じられるところもよかった。また、以前、読んだ柳宗悦の『南無阿弥陀仏』が一遍の思想の多大な影響の下に書かれたものであることを改めて認識させられた。

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