« 箱根駅伝を観る(2) | トップページ | あら玉の年のはじめの七くさを »

2009.01.21

映画に寄席に

1月4日。10日間に及んだ年末・年始の休暇も今日が最後。仕上げに家族そろって出かけることにした。いつものように妻は映画を見たいと言い息子は寄席に行きたいと言う。年明け早々もめるのも面倒なので欲張って両方行くことにし、さっそく池袋に向かった。

まず午前は映画。サンシャイン通りのヒューマックスで『K-20怪人二十面相・伝』を観た。ひとことで言えば痛快アクション活劇、頭を空っぽにして観れば間違いなく楽しいひと時が過ごせる、といった作品だ。江戸川乱歩「怪人二十面相」シリーズをベースに斬新なアレンジ、再解釈を加えたおり、その意外性や面白さも作品の魅力の一つとなっているが、その一点にばかり寄りかかることなくエンターテイメントとしての面白さを追求しており好感が持てる。出演者の中では名探偵・明智小五郎を演じた仲村トオルの嫌味なくらいにクールな二枚目ぶりが主演の金城武と松たか子をも喰う勢いで印象的だった。

続いて向かったのは池袋演芸場。松の内は混むだろうと食事も取らずに駅の反対側へ直行。案の定チケット売り場には早くも行列が出来ていた。新春興行は顔見世の趣きが強く出演者が多い分ひとりひとりの持ち時間は短い。それでも現代的で賑やかな春風亭昇太の『時そば』や並外れた粗忽ぶりをカラッと自然に演じた三遊亭小遊三の『堀の内』が聴けて大満足。また懐かしい三笑亭可楽が見られたのも嬉しかった。噺の最中に客の携帯電話が鳴り、可楽はキッとにらむような表情で「ケイタイ、うるせぇぞ」とひと言。会場は一瞬シーンと静まりかけたが、すかさず可楽はおどけた表情で「どこまで話したか忘れちまったよ」。一転して笑いと拍手が会場を轟かした。この時の可楽の顔と声の表情、そして絶妙な間の取り方は実に良かった。

|

« 箱根駅伝を観る(2) | トップページ | あら玉の年のはじめの七くさを »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30439/43747070

この記事へのトラックバック一覧です: 映画に寄席に:

» 乱歩NO.73・・・映画「K-20 怪人二十面相・伝」 [飾釦]
■製作年:2008年 ■配給:東宝 ■監督・脚本:佐藤嗣麻子 ■出演:金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子、他 江戸川乱歩が生み出したダークヒーロー怪人二十面相の映画「K−20 怪人二十面相・伝」観ました。原作はそのヒーローを世に出した乱歩ではなく、劇作家の北村想の小説であります。ボクは3年前にその小説を大変面白く読んだ記憶があるのですが、映画を観ながら内容を思い出そうとしたのですが細部は忘れてしまっていました。その記憶が薄れている原作は、乱歩の小説「サーカスの怪人」に一度だけ二十... [続きを読む]

受信: 2009.01.21 21:14

» 三遊亭小遊三 2月11日 [YouTube動画倉庫]
2009年2月分 永田町・国立演芸場 上席(1日~10日) 三遊亭小遊三 松旭斎八重子プラス1他 午後1時 三越前・お江戸日本橋亭 2日~3日 永谷お江戸日本橋亭寄席 瀧川鯉昇 ナッツ淳他 午後2時30分 築地・築地本願寺ブティストホール 7日 春 朝太の会 古今亭朝太 伊藤 ....... [続きを読む]

受信: 2009.02.04 18:09

« 箱根駅伝を観る(2) | トップページ | あら玉の年のはじめの七くさを »