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2009.02.27

映画『マンマ・ミーア!』を観る

2月11日。映画『マンマ・ミーア!』を観る。

ここのところ何となく物憂い感じの息子を元気づけたい気持ちもあって、みんなで『マンマ・ミーア!』を観にいこうと誘ってみたところ妻も息子もすぐに賛成してくれた。さっそくネットで調べてみると、先月、『K-20怪人二十面相・伝』を観た池袋・サンシャイン通りのヒューマックスで上映している。そそくさと朝食をすませ急いで池袋に向かった。この日の池袋は何故か人出が多く映画も盛況の様子。ボクらも午前の上映のチケットが手に入らず、買物など用を済ませて夕方から観ることにした。

さて、この映画は一体どうしてこんなに楽しいのだろう。ギリシャの青い空と海とに囲まれた豊かな自然、全編にわたり流れ続けるアバの楽曲、主役のドナ(メリル・ストリープ)をはじめとする壮年(?)男女の元気溌剌ぶり、ドナの娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)ほか若者たちの初々しさ……。その魅力を挙げていったら数え切れないほどだが、ボクが注目したいのはエンディングだ。大騒動を巻き起こした結婚式。物語は思いがけない方向に展開し盛大な祝宴のうちに大団円を迎える。愛の女神アフロディテの神恵。そして旅立ち。だが映画はまだ終わらない。ミュージカルにつきもののカーテンコールが用意されているのだ。メリル・ストリープをはじめ主な出演者による歌とダンス。そして雲上の神々が姿を現し笑顔のうちに喝采を送る。そこに示されているのは、この物語が神々への捧げものとして演じられた祝祭劇だったということだ。振り返ってみればこの作品全体を覆う祝祭的な雰囲気はどこかギリシア的だ。人間の生を欲望もろともに肯定するギリシア的な要素がこの映画をかくも楽しいものにしているのだろうか。

ところで、こんなに楽しい映画なのに涙を誘われてしまうのはなぜか。単純に見えるが意外に謎が尽きない。実はボクが思っていたよりも、ずっと深い映画なのかも知れない。

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コメント

お邪魔します~♪
>作品全体を覆う祝祭的な雰囲気はどこかギリシア的だ。
うーん、ギリシャ神話好きな人なんですが、あまり感じ
ませんでした(^_^;)

青春時代を彩ったABBAのヒットチューンに浮かれて
いたせいかも(^^ゞ

投稿: はっち | 2009.03.09 20:04

はっちさん、こんにちは。はじめまして。

ギリシア神話をお読みのかたに突っ込まれると厳しいですねぇ (^-^;

あけすけな生の肯定というか、性欲を含め人間の欲望をあっけらかんと肯定しているところが、ボクにはギリシアっぽい感じがしました。

もっともギリシアの青い空と海に、そう思わされただけかもしれませんね (゚ー゚;

では、また。

投稿: ならぢゅん(はっちさんへ) | 2009.03.10 12:13

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受信: 2009.03.08 16:48

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