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2009.02.16

1月の読書録から

1月31日。早いもので新年を迎えてからもう1ヶ月が経ってしまった。このひと月の間に読んだ本は雑誌を含めて4冊。殆どが仏教に関するものばかりで詩のほうは相変わらずすっかりお留守だ。

『遺教経に学ぶ―釈尊最後の教え』(松原泰道、大法輪閣)

100歳を越えた今も幅広く活躍される禅僧・松原泰道による『遺教経』の入門書。『遺教経』は死を間近に控えた釈尊が弟子たちに語った最後の説法を記録したもので釈尊の教えのエッセンスが凝縮されていると言われる。そういう意味では『遺教経』の入門書であると同時に初期仏教の入門書ともいえよう。

『大法輪』2009年1月号(大法輪閣)

特集は「禅語百選――生き方・考え方を一変させる禅の真髄」。日々是好日、滅却心頭火自涼など誰にとっても馴染み深い言葉をはじめ100語におよぶ禅の名言が紹介されている。新連載の「仏教民俗学入門」(塩入亮乗)や日野原重明による「鈴木大拙師の最期」も興味深い。

『墨汁一滴』(正岡子規、岩波文庫)

正岡子規の晩年の名随筆。「観察と思考と回想と幻想が相集ってなまなましい批評的場を形成し」ていると解説の粟津則雄は評している。当ブログにも先月2回、登場しているので併せてご覧頂きたい(「『墨汁一滴』を読む」「あら玉の年のはじめの七くさを」)。

大法輪 2009年 02月号(大法輪閣)

特集は「これでわかる[道元]――今・道元から学ぶもの」。日本曹洞宗の開祖とされる道元禅師の思想と生涯を解説。著作ガイドや現代語訳つきの名言集なども収録されており、映画『禅ZEN』で改めて関心を集める道元の入門書として大いに役立ちそうだ。

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