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2009.05.14

俳句の起源―『私自身のための俳句入門』から(1)

あなにやしえをとめを
あなにやしえをとこを
国産み・島産み神話で知られる伊邪那岐命と伊邪那美命が交わしたあったとされる睦言だ。詩人・高橋睦郎『古事記』に記された、この男神と女神との「愛の歌」の「唱和」こそが「和歌」の起源であると言う。「和歌」は今日、一般的には短歌を指す言葉であるが、ここでは広く日本の伝統的定型詩全体を指している。俳句は「和歌に属する」「現在のところ最も新しい定型詩」であり、「伝統の最先端」に位置するが、いっぽう神々の「愛の歌」の「唱和」という「和歌」の起源とも無関係ではない、としているのだ。


高橋睦郎の『私自身のための俳句入門』(新潮選書、1992)を読んでいる。「歴史篇」、「構造篇」、「終わりに」と「付録」とからなる本書の「歴史篇」を読み終えたところだ。更に読み進める前に一旦ここで高橋の俳句成立史を整理しておきたい。

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