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2009.06.03

つばめ舞う空に

先週は梅雨の走りを思わせるような日が多かったが今週は一転さわやかな晴天が続く。その青空に高く低くツバメが舞うように飛んでいて出勤前の憂鬱な気分を少しだけ軽くしてくれる。

つばめ舞う一羽は高く二羽低く ならぢゅん

ツバメは春先にやってきて秋には南に向けて去る渡り鳥、夏鳥だ。しかし俳句の世界では春の季語。待ちわびた春の到来を告げるように舞い飛ぶ初ツバメの姿に趣きを見出すのが俳句の世界の美意識ということだろうか。
つばくらめ父を忘れて吾子伸びよ 石田波郷

手元のポケット歳時記から。ボクはこの波郷の句が好きだ。父親はこれくらい潔いものであるべきだと思うのだ。とはいえ、なかなか、そんな境地には辿りつけないのが親というものだろうか。

ところで、この句を詠んだとき波郷が見たのは、子どもに与える餌を求めて忙しく飛びまわる親ツバメだったか、あるいは巣離れしたばかりの子ツバメが試すように挑むように空の高みへ消えてゆく姿だったのか……。

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