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2009.07.07

こっくり居眠りしていたら

今朝のことだ。いつもの通勤列車。たまに座れたと思ったら居眠りしてしまったらしく、気がついた時には勤め先の一つ先の駅である。慌てて列車を飛び出し通路を渡って向かいのホームに移ると、後ろから聴きなれた声がボクの名を呼ぶ。職場の後輩だ。しかし待てよ、彼女もボクと同じ方角から通ってきているはずなのに……。そんなことを思っていると彼女は「xxさんもですか?」と照れくさそうに言う。なんたる偶然。彼女も寝過ごしてしまったのだそうだ。どうにもバツが悪いが、まぁ、お互いさま。顔を見合わせて笑うしかない。

不機嫌にみな眠りをり夏の汽車 徳川夢声

転んだらタダでは起きるまい。折角だから居眠りに関する俳句を探してみたところ詩人・清水哲男の『増殖する俳句歳時記』でこの句がみつかった。夜毎つのる暑さに睡眠不足と蓄積した疲労を背負ったまま通勤列車に乗り込む勤め人たち。心地よいはずの居眠りすら不機嫌そうに見える。そんな様子が目に浮かぶようだ。

徳川夢声は1984年生まれのタレント。無声映画の弁士として出発したが後にトーキーが普及すると漫談師に転身。映画やラジオ、テレビでもタレントとして活躍した。

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