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2009.08.15

敗戦忌、祖父の想い出、そして硫黄島

今日は64回目の終戦記念日。とはいえ特別なことはなにもしなかった、というか、できなかった(ヒロシマの日もナガサキの日にも)。ただ庭の芝刈りをしながらラジオで紹介される様々な終戦の日のエピソードを聞くばかりだ。

敗戦忌爺朝から合成酒 ならぢゅん

子どもの頃よく遊んでもらった祖父は戦争当時、中国戦線に借り出されていたらしい。そこでどんなことがあったのか、祖父の口からも他の大人たちからも聞いたことはない。だが何か尋常ではないことを経験したのではないかと幼いながらも思っていた。時折、陽の高いうちから安酒をあおることのあった祖父の姿がそう思わせたのだ。ザリガニ釣りに虫捕り、将棋、祖父には色々と手ほどきを受けたが、ボクが中学に上がる頃に亡くなったので酒の呑み方を教わることはできなかった。いずれ冥土で酌み交わしたいものだ。
人棲まぬ島にもみ霊敗戦忌 松本泊舟

清水哲男『増殖する俳句歳時記』から。実はつい先ほどまでテレビで映画『硫黄島からの手紙』(2006・米)を見ていた。激戦が繰り広げられた地として知られる硫黄島だが、戦域の広さを思うと他にも多数の島で戦いが行なわれたのであろう。その中には人影の失せた島もあるかもしれない。浜辺に残された両軍の戦死者の遺品、遺骨だけが強い日差しに照らされている。そんな光景が眼に浮かぶ。

硫黄島と言うと3年前に見たテレビドラマを思い出す。『硫黄島―戦場の郵便配達』(フジテレビ)だ。同じ年の夏のNHKスペシャル『硫黄島玉砕戦―生還者 61年目の証言』も印象深い。

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