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2009.08.13

横浜へ行く

今日も清水哲男『増殖する俳句歳時記』で見つけた句から始めてみる。

大股になるよサングラスして横浜 川角曽恵

港町・横浜の自由で開放的な雰囲気、オシャレでバタ臭い感じがよく出ている。この街を歩くなら確かにサングラスして大股で颯爽と歩きたい。むかし見た映画の主人公のように……。

ボクもそんな横浜が大好きで時々無性に行きたくなる(サングラスはしないけど)。今回はパシフィコ横浜で開催されている「海のエジプト」展を口実に出かけることにした。かつては西武線、山手線、東横線、さらに根岸線を乗り継ぎ2時間以上かかったが、今では西武線と副都心線、みなとみらい線と東横線の相互乗入れのおかげで1時間半もかからない。乗換えも渋谷の1回だけ。便利になったものだ。

古代エジプトといえば砂漠にそびえるピラミッドが思い浮かぶが、「海のエジプト」展で取り上げられているのは少し時代の下ったプトレマイオス朝以降のエジプトだ。海運の発達により交易・交流が盛んとなり経済的にも技術や文化の面でも隆盛を極めた地中海世界。プトレマイオス朝エジプトの首都アレクサンドリアは地中海世界の中心都市の一つであったが後に地震や津波に襲われ海の底に沈んでしまった。「海のエジプト」展は近年ようやく海底から引上げられたアレクサンドリアと周辺都市の遺物を多数紹介している。

大盛況の「海のエジプト」展をたっぷり、じっくり楽しんだ後は中華街に直行。みなとみらい線を利用する手もあったが、せっかく海に来たのだから船に乗ろうとシーバスを利用することにした。ぷかりさん橋で乗船。海側から見る赤レンガ倉庫大桟橋の景色を楽しんでいるうちに山下公園に到着。氷川丸マリンタワーホテル・ニューグランド、眼に映る全てが横浜らしくて嬉しくなる。

山下公園から中華街へは蘇州小路を天長門に向かう手もあるが、ボクは朝陽門を抜けて大通りに入るのが好きだ。賑やかで騒々しくて、これぞ中華街という感じがする。右手に北京飯店、左手に喫茶エル、右手に派出所と、ここまでは見慣れたいつもの景色だったが、左手に湖南料理の明揚がなくなっていたのには驚かされた。大通りを進むにつれ知らない店ができていたり、旧知の店も改装されていたり、中華街も少しずつ変わりつつあるのだなぁ、と実感させられる。それだけに今夜は変わらぬ老舗で食事がしたいと思い聘珍樓に向かった。市場通りにも香港路にも好きな店があるし、知らない店、初めての店にも入ってみたいし、中華街はいつも迷わされるのだが、今夜は迷わず聘珍樓。もっとも家族3人でン万円というわけにはいかないので気軽な飲茶にした。それでもボクにしてみれば贅沢のうちなのだ。

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