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2009.10.05

背高泡立草には河原を

今朝の「読売俳壇」から。選者は小澤實

占拠セリ我等背高泡立草 可知豊親

どこにでも見られる景色を詠んだものだが、見られる側、セイタカアワダチソウの立場に立つことで景色は一変する。「占拠セリ」の一語に邪悪なほど旺盛な生命力とその力強い歓びの声を聞く思いがするのだ。確かに昨日のランニング中に見た草むらの多くはセイタカアワダチソウに覆われていた。この北米原産の帰化植物は根からcis-DMEという化学物質を分泌し他の植物の成長を抑制するという。まさに「占拠」という言葉に相応しい恐るべき生態である。

久しぶりに伊藤比呂美詩集『河原荒草』(思潮社、2005)が読みたくなってきた。恥ずかしながら単行本未購入につき連載当時の『現代詩手帖』を引っ張り出さないとならない。とほほ……。

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