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2009.10.14

至福の時ふたたび?

待ちに待ったメールが届いた。東京マラソンの抽選結果を報せるメールだ。着信通知の開封ボタンをクリックすると「当選」の文字が眼に飛び込んできた。さっそくRUNNETでエントリー。あとはトレーニングを積みコンディションを整えスタートラインに着くばかりだ。

2007年・3.2倍、2008年・5.2倍、2009年・7.5倍、そして2010年は8.9倍。年々高まる当選倍率に8割がた諦めていた東京マラソンだが、まさかの3年連続当選とはよほど縁があるのだろうか。今シーズンの目標サブ4.5時間を達成し前回以上の至福を味わいたいものだ。

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2009.10.05

背高泡立草には河原を

今朝の「読売俳壇」から。選者は小澤實

占拠セリ我等背高泡立草 可知豊親

どこにでも見られる景色を詠んだものだが、見られる側、セイタカアワダチソウの立場に立つことで景色は一変する。「占拠セリ」の一語に邪悪なほど旺盛な生命力とその力強い歓びの声を聞く思いがするのだ。確かに昨日のランニング中に見た草むらの多くはセイタカアワダチソウに覆われていた。この北米原産の帰化植物は根からcis-DMEという化学物質を分泌し他の植物の成長を抑制するという。まさに「占拠」という言葉に相応しい恐るべき生態である。

久しぶりに伊藤比呂美詩集『河原荒草』(思潮社、2005)が読みたくなってきた。恥ずかしながら単行本未購入につき連載当時の『現代詩手帖』を引っ張り出さないとならない。とほほ……。

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2009.10.04

月には芒を

昨日は中秋の名月。窓辺にススキと団子を供えながら「このススキ、どこから採ってきたと思う?」と妻。そう言えば「近くに野原がないからススキがみつからない」と10日ほど前からぼやいていたのを思い出した。「もしかして花屋で買ったとか?」と答えると案の定、団子もススキもスーパーで調達したそうだ。

そんな訳で今日のランニングは、いつものようにただ走るだけでなく、来年に向けてススキの手に入りそうな場所を探ってみることにした。ボクのランニング・コースは自宅から八国山を越えて多摩湖自転車道に入り多摩湖を一周、再び八国山を越えて自宅に戻る約22キロだ。今日は途中、八国山縦走1往復を加え26キロとした。

そんな自然に恵まれたコースなのでススキくらい容易く見つかるものと思っていたが実際に探してみると案外そうでもなかった。確かに八国山や多摩湖周辺の緑地には芒原があるものの管理地となっており中には入れない。そういったところを除くと丈高の草むらは少なく、あったとしてもセイタカアワダチソウばかりが目立ち、ススキの姿は見当たらない。せいぜい似て非なるオギがあればましなほうだ。

をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏

いつものハンディ歳時記から。中七の「はらりとおもき」がススキを折った時の感触を余すことなく表現している。視覚的な効果を狙い十七文字すべて平仮名とした表記もススキのふんわりとした姿にマッチしている。

軽く見えるススキの穂だが手に取ってみると意外なほど重い。蛇笏が詠んだその重さは命の重さだろうか。もちろん自然保護は大切なことだが、そのために命の重さに触れる機会の減ることは少々さびしい気もする。

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2009.10.01

久しぶりに映画の話

先月は珍しく4本も映画を観た。もっとも全てテレビ放映ではあるけれど……。

プリティ・ウーマン(1990/米)……『金曜ロードショー』で「ナイトミュージアム」(2006/米)を観て以来およそ1ヶ月ぶりに観た映画が、あの懐かしい『プリティ・ウーマン』。なんど観てもジュリア・ロバーツは愛らしく、リチャード・ギアは男前で、ロイ・オービソンの曲が楽しい。それだけの映画だと言われれば確かにそうかもしれないがボクは結構すきなのだ。

ワールド・トレード・センター(2006/米)……結婚記念日の夜、小さな花束とワインを買って帰り、いつもの食事に多少の彩を添えてみた。食後のお茶を飲みながらテレビのスイッチを入れたら丁度この映画が始まるところであった。僕らの結婚記念日は9月11日。あの忌まわしい日から早くも8年が過ぎたが依然として禍々しい暴力に汚されたままだ。

おくりびと(2008/日)……観たいと思いながら機を逸していた作品の一つ。それだけにハードルも随分と上がっていたが期待に違わぬ出来であった。殊に広末涼子の演技は予想を遥かに上回り、いつの間にやら本格的な女優になったものだと思い知らされた。ところで原作にあたる『納棺夫日記』 (青木新門、文春文庫)を読んだのが丁度2年前の9月。なにやら縁のようなものを感じる。

E.T.―20周年アニバーサリー特別版(2002/米)……オリジナル公開当時、「E.T.」はボクにとって泣ける映画ナンバー1だった。エリオットとE.T.を乗せた自転車が夜空に舞い上がった瞬間、なにか訳の分からないものが込み上げてきて涙が止まらなくなったのを思い出す。あれから27年。この映画を観た渋谷の東急文化会館は2003年に解体されてしまったが、涙の止まらないボクの隣にいた女性は妻となり、所沢の自宅の居間で共に「E.T.」を観るに至った。

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