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2009.12.16

正岡子規『病牀六尺』を読む

今まさに子規『病牀六尺』を読み終えたところ。「芳菲山人より来書」に始まる93文字をもって子規は病床随筆4篇を締めくくった。9月17日、死の僅か2日前のことである。

もっとも子規は126回に及んだ『病牀六尺』の連載を、この一文で終わりにするつもりなど少しもなかっただろう。明日もまた『病牀六尺』を書く、それが今の自分にとっての生きることだと、そう考えていたに違いない。いや或いは逆に毎回が締めくくりだったのか。もう自分には明日という日はないと覚悟しつつ書いていたのか。

俳病の夢みるならんほとゝぎす拷問などに誰がかけたか

晩年と言うには余りに若すぎる30代の子規を襲った結核(肺病)。その病の床に伏してなお俳の理念を追い続けた子規。『病牀六尺』の最後の一行は、子規の病苦を描いた芳菲山人の狂歌にあてられた。子規はこの歌をどんな思いで書き写したのであろうか。

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