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2010.01.21

ポケットから一句

いつもシャツのポケットに入れているメモ帳を見てみたら抜き書きしたまま忘れていた一句があった。メモによると酒井大岳『あったかい仏教―道元禅師の修証義にきく』(大法輪閣、2004)から書き写したようだ。

大木の芽ぶかんとするしずかなり 長谷川素逝

葉も花も実も全て落としつくした樹木は春に備えて小さな芽をつけ厳しい冬のあいだ硬い殻でしっかり守ってきた。そして最後の力を振り絞るように殻を破り芽吹く、早春の静けさの中で。「静」から「動」へと変化する瞬間を切り取った一句。そこには生命というもの(こと?)の在りようが示されている。



今日は春を思わせるような暖かさ。狂った陽気に誘われて、うっかり者の枝が吹かせた芽が後で寒風に痛めつけられるようなことがなければよいが……。

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