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2010.01.16

護国寺のネコたち

そんなこと一目で分かると言われそうだが、このブログのプロフィールに貼ってあるネコの写真、実は我が家で撮影したものではない。どこかと言うと音羽の護国寺である。2、3年前のことであったか、骨董市を見がてら初めて参詣した折、余りに油断しきった姿で昼寝をしているネコをみつけデジカメに収めたのだ。あのネコにまた会いたい。ふと、そんな気がして妻と出かけた。

地下鉄有楽町線護国寺駅下車。1番出口を出て振返ると朱塗りの仁王門が見える。そこから石段を登り中門(不老門)をくぐって境内へ向かう。阿弥陀如来であろうか、本堂に向かって右手に大きな坐像がある。あのネコは確か阿弥陀さまの足元に寝ころがっていたのだが今日はあいにく見当たらない。後でもう一度さがすことにして先ずは本堂に向かった。

しかし、ついていない時はついていないもので昼休みのため本堂も戸が立っている。それではこちらも昼食にしようかと思ったが未ださほど腹も減っていないので、しばらく寺内を巡ってみることにした。まずは本堂の裏手に向かい薬師堂を参拝。墓地の入り口で引き返して月光殿、多宝塔を拝す。いったん本堂の前に戻るが開扉の気配はなく大師堂に向かった。その途中、例のネコが例の如く昼寝をしているところに出くわした。

2、3年ぶりの再会である。ネコとはいえ少しは感動するかと思ったが余りにも油断しきった様子にこちらも気抜けしてしまった。確かに感動の再会みたいな話はイヌならともかくネコには似合いそうもない。そこがネコのネコたるゆえんというか、そう思わせるような風情もネコ好きにはたまらない魅力である。しばし立ち止まりネコの寝姿を堪能したボクらは再び太師堂に向かった。

この日は他にも何匹ものネコと出会った。薬師堂付近の植込みには親子と思われる2匹組み。太師堂への通路には例のネコの他にも3メートルおき位に寝ているネコがいた。なかでも太師堂の入り口に長々と寝そべっていたネコは、泰然自若というべきか、大物の気配を漂わせ、オレは御太師様の堂守だとでも言いたげな様子だった。

本堂に戻り前立て本尊の如意輪観音に手を合わす。なんとなく気持ちがほぐれ心が安らぐ感じがする。ネコたちもそんな心持ちで昼寝をしているのだろうか。護国寺は護ネコ寺でもあるようだ。

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