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2010.03.30

ふらここを揺らして(1)

一昨日のNHK俳句から。

ふらここを揺らして乗らぬふたりかな 三玉一郎

「ふらここ」はブランコの古称。春の季語。この「ふたり」、どのような年代で、どのような関係にあるのだろうか。初恋の恥じらい、思い出を語り合う老夫婦、中年の道ならぬ男女などなど、様々に想像を膨らますことができる。また、それに合わせてブランコを配した景色も暖かな昼下がりの校庭に見えたり、花冷えのする都会の夜の公園が浮かんだりする。中五の「揺らして乗らぬ」が効いているのだろう。こういう句に接すると敢えて言葉少なに語る俳句という文芸の本質が感じられる。

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