2010.01.20

裏紙はやっぱり使う!

村井哲之『コピー用紙の裏は使うな!』(朝日新聞社、2007)を読んだ。逆説的な書名に興味をそそられ手に取ってみたがコスト削減の入門書としては大いに参考になる一冊だ。殊にコスト削減を通じて現場を活性化し経営との距離を近づけるといった前向きな姿勢に好感が持てた。

著者はコスト削減に留まらず「もったいない」精神を生かしたエコ経営へと幅を広げてきたそうだ。「コピー用紙の裏は使うな」との言葉も、過度に裏紙使用を推進したために却って余計な手間や費用が発生した事例を誤ったコスト削減の象徴として取り上げたもので、そんな誤りを冒さぬように裏紙も使おう、というのが著者の本旨であろう。裏紙はやっぱり使う、上手に使うのだ。

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2009.08.07

久しぶりに読書録から

5月からの3ヶ月間は本当に本を読まなかったなぁ。なぜと自問しても分からないのだけれどページを開くとすぐにウトウト、それどころかページを開く気すらわかないことも……。夏もこれからがいよいよ本番だというのに、とほほ。

高橋睦郎『私自身のための俳句入門』(新潮選書、新潮社、1992)

「現在のところ最も新しい定型詩」としての俳句を歴史と構造の2つの側面から考察。当ブログでも4回に亘って取り上げたので詳しくはそちらを。
(1)俳句の起源
(2)季の登場
(3)唱和から連歌へ
(4)俳句の誕生

『大法輪』2009年6月号

特集は「観音さまのすべて」。古来から宗派を問わず親しまれてきた観音菩薩について様々な角度から紹介。ここ2~3年、本誌を購読してきたが特定の仏さまをテーマとした特集は初めて。

『大法輪』2009年7月号

特集は「これでわかる仏教の歴史」。インド・中国・朝鮮・東南アジア・チベット・日本、各国の仏教史から重要なトピックを解説。地域ごとに年表も用意されており、通時的なタテの流れだけでなく共時的なヨコの繋がりも理解するのにも役立つ。

しげの秀一『頭文字D』39巻(講談社、2009)

待ちに待った「イニD」の最新刊。拓海の恋も神奈川エリアの戦いもますますヒートアップ。涼介の隠された過去も次第に明るみに。

しげの秀一&ヤングマガジン編集部(監修)『頭文字D THE MESSAGE』(講談社、2009)

解説本と言えばいいのだろうか。名言集や全バトル紹介、プロのレーサーやチューナーから見た拓海とハチロクの走り等、様々な角度、様々な切り口で「イニD」に迫る。

小島義輝『英文簿記の手ほどき(第2版)』(日経文庫、日本経済新聞社、2003)

部下たちに最低限の簿記・会計の知識を身につけて欲しいと入門書を物色していてみつけた一冊。練習問題が豊富で、特に事例をもとに仕訳から、試算表、P/L、B/S、C/Fまで作るという課題は理解を深めるのに最適。

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2009.03.10

2月の読書録から

2月28日。今月は日数が少なかったせいか(笑)、わずか2冊しか本を読まなかった。しかも依然として詩はお留守のままだ。

『三分間コーチ―ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』(伊藤守、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008)

中間管理職として僅かながらも部下を持ち、コーチングを学び実践を試みるようになってから既に何年か経つ。だがコーチングのつもりが単なる指導・命令になってしまっていることに後から気づくこともある。慣れからくる油断だろうか。そんな時に本書を手に取りコーチングの原点を思い出さされた気がした。もちろんコーチング入門者にもお薦めできる本だ。

『所沢史話』(内野弘、所沢市教育委員会、1974)

郷土史の面白さに目覚めさせてくれた一冊。登場する地名が慣れ親しんだ地元の風景を思い起こさせ、そこにはこんな歴史があったのかと気づかされる。残念なのは図書館で閲覧するか貸出ししてもらうほか手に取る術がないこと。しかもA4版と版形が大きく持ち歩きにくい。もっと手軽に親しめるよう、また長く手元に置いておけるよう、復刻版をハンドブックのような形で市販して欲しいものだ。

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2006.11.30

『不確実性のマネジメント』を読む

11月30日。桑嶋健一の『不確実性のマネジメント――新薬創出のR&Dの「解」』を読む。経営学系の本を読んだのは随分、久しぶりのことだ。一般向けの経営学書では初めて医薬品開発を取り上げたものと聞き、こう見えても医薬品業界の端くれ、興味をそそられた。

読んでみて、これは収穫、と思ったのは、普段、ボクらが当たり前のようにやっていることの経営的な意味がすーっと整理されたこと。本書は学問的なフレームワークを用いながら現実の仕事を深く分析しているので、このような収穫が得られたのだろう。

とは言え納得いかない部分もなくはない。医薬品は製品構造複雑性が小さい、とされているが、ボクにはそのようには思われない。たしかにモノとしての製品は単純だ。しかし医薬品はモノである以上に情報であり、その内容も科学的側面、生物学的側面、臨床的側面など、多岐にわたり、かつ、それらが複雑に関係しあっている。桑嶋は製品構造複雑性の小さいことを前提に開発プロジェクトの成功要因を示しているが、この前提を小さいから大きいに変えると、どうなるだろうか。ちょっと考えてみたくなった。

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2006.01.23

2005年を振返る―読書篇

1月23日。早いもので1月も半ばを過ぎた。そろそろ昨年一年を振返っておきたい。まずは読書篇。昨年は一年間に67冊の本を読んだ。その中からベスト5を挙げてみる。

1.野村喜和夫『現代詩作マニュアル』
2.辻井喬『詩が生まれるとき』
3.池田晶子『14歳からの哲学』
4.永井荷風『摘録断腸亭日乗』(上)
5.住本優『最後の夏に見上げた空は』(1~3)

『最後の夏に見上げた空は』の5位は少し甘かったかもしれない。が、なにしろ初めて息子に薦められて読んだ本だ。親バカ、ご容赦願いたい。

ビジネス書が全くランキングに入らなかったので1冊だけ挙げておこう。

『ファシリテーション入門』

この本のおかげで少しは自分の会議の進め方が変わってきたような気がする。

今年はもっと充実した読書ライフを過ごしたいものだ。

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2005.12.19

13

12月19日。久しぶりに『現代詩フォーラム』「今読んでいる本の13ページ7行目を書き写すスレ」に投稿。今回はたったの2文字。

13

これだけである。前書が長く13ページはまだ目次の最終ページ。空行を無視してカウントしたら、ちょうどノンブルが7行目だった。タネはパービッツ・F. ラッド著.伊藤衡・増田博人・福田裕一訳.プロジェクト・コストマネジメント―PM必須知識:見積もりモデル・進捗管理手法.生産性出版.2004。例によって仕事の都合で読んだものだ。

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2005.11.02

お久しぶりの13ページの7行目

11月1日。久しぶりに現代詩フォーラム今読んでいる本の13ページ7行目を書き写すスレを訪ね2件投稿。

ま、水晶の珠をつらねたるが如し。午に至つて空晴る。蝋梅の花を裁り、雑司谷に往き、

永井荷風の『断腸亭日乗』、大正7年(1918)正月二日の日記の一節である。雑司が谷には亡父の墓があり、荷風は命日に当たる1月2日に墓参をするのが常だったようだ。この日は帰宅後、友人と「春酒を酌」みに出かけたが、「先考の忌日なればさすがに賤妓と戯るる心も出でず」とある。遊興人・荷風らしいくだりだ。
・Technical elements, such as software development or engineering, and

一方、こちらのお堅い英文は米国のプロジェクトマネジメント協会がまとめた国際標準『A Guide To The Project Management Body Of Knowledge』(3rd ed.)、通称「PMBOK」である。仕事の都合で読まなければならなくなったものだが、どうせ読むなら、いっそ同協会認定のProject Management Professional資格取得を目指そうか……、などとちっとも思わないところがボクらしい、かな?

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